ピンズラーアメリカ英語の評価、レビュー、口コミ、評判を私なりに!
2018/09/20
Contents
前回からの続き
「ピンズラーアメリカ英語の効果、勉強法、購入方法がサクッと分かる!」からの続きです。
ピンズラーアメリカ英語のピンズラーとはなんなのか?
「ピンズラー」という言葉は、音声学をはじめ、統計学、コンピュータ科学、心理学など幅広い研究に取り組んだ「ポール・ピンズラー博士」の名前に由来しています。
言語教育の権威、ポール・ピンズラー博士が構築したピンズラーメソッドは、心理学や統計学などにも渡る研究結果の集積で、「加速度的に会話力が向上する」と地球規模で評価されています。
英語はもちろんのこと、44言語もの教材に応用され、実績を積み重ねています。
引用:ピンズラーアメリカ英語公式ページ
言語形成期の問題もかんがみてないのに、すごく重宝されてるんですね。
ピンズラーメソッド自体は素晴らしいのに、販売者が都合よく話をしているだけ。なのかもしれませんね。
ピンズラーアメリカ英語の特長、売り
公式ページでもね、なんだか情報が散らばっちゃって。しかも、部分的に言葉を変えてね、出てくるから、分かり難いんですけども、簡潔にいうと、以下の3つ。
・「Q&Aの繰り返し」と「記憶の呼び起こし」で身につく「英語の瞬発力」
・テキストや筆記用具は原則不要!集中して英語を聴き取り、口に出すことで、学習できる
・1レッスン30分の短さに加え、通勤中や仕事の休憩中など、いつでもどこでも、スキマ時間にレッスンできる
「Q&Aの繰り返し」と「記憶の呼び起こし」で身につく「英語の瞬発力」
「Q&Aの繰り返し」。確かに、これはたくさん行われる。行われるんですけども、ゼロから質問を自分で考える。そういう訳ではない。
学習した内容に合わせて、それを繰り返すだけ。だけです。だから、学習内容が記憶に定着はしても、学習内容外の物事に即時的に対応できるわけではない。
一方、くり返しが多い。これ、本当です。本当どころか、強烈すぎるくらい、一歩一歩レッスンはすすんで、くり返しもあるのでね。記憶定着にはいい。いいと思います。
でもこれも、学習内容外の物事に対して、瞬発力を期待できるものではない。
テキストや筆記用具は原則不要!
ものを覚えるときは、五感をできるだけ多く使った方がいい。これ、科学的に証明されている。その観点では、目も一緒に使う方がいい。
テキストや筆記具はない状況でも学習できるのはね、素晴らしいですけども、テキストがなくていい。それはちょっと違う。
リスニング中はテキストを見ない。そういう注意とともに、テキストが付く。これがベストかな。僕はそう思います。
1レッスン30分で、いつでもどこでも、スキマ時間にレッスンできる
1レッスン30分。そうありますけども、ネイティブイングリッシュ。これ、1日6分から学習可能。そうなっている。今どき、売り文句になるほど、短い学習時間じゃない。
「いつでもどこでも気軽に学習できます」「スキマ時間を利用できる」「通勤中や仕事の休憩中」。こういった状況でも学習できる。
そういう風に、うたわれてるんですけども。この教材、口に出して繰り返す。この箇所がかなり多い。
実際に、公式ページで、「集中して英語を聴き取り、口に出すことで、学習できる」って書いてたりする。
単にきくだけならね、いつでもどこでも、スキマ時間使ってできる。そして、きくだけでも得られるものはある。
でも、口に出す。これ、「通勤中や仕事の休憩中」とか、いつでもどこでもできるものじゃない。ないですね。
「聴いて、繰り返す」。これを売りとしておきながら、くり返しの出来ない状況でも学習可能。これ、なんか矛盾してますよね。意味が分からない。
誇大広告。これはよくありますけども、矛盾。これ、めちゃくちゃ質悪い。かなり心象悪い。
ピンズラーアメリカ英語のテキスト
ま、一応。「オーナーズマニュアル」「発音パターン練習用テキスト」は付属する。します。
でもね、公式ページでも説明されているように、「聴いて答えるだけ」。これがコンセプトとなる教材なのでね、テキストはない。ないです。
英文スクリプト、補足。そういうものもないので、スクリプトも欲しい。補足も欲しい。そういう人は、他の教材を検討してみるといい。そう思います。
“耳から聞く”ことがメソッドとなっているため、本教材では収録内容についてのスクリプト(会話を文字化したもの)等を差し上げることができません。
あらかじめご了承ください。
引用:ピンズラーアメリカ英語公式ページ
内容などは、後述の「ピンズラーアメリカ英語のCDコンテンツ」。こっちをね、参考にしてみてください。
ピンズラーアメリカ英語のCDコンテンツ
ピンズラーアメリカ英語のCDの構成
・1、ダイアログ(会話)形式で音声が流れる
・2、状況の説明(「今アメリカで、日本人の男性が、日系人の女性の隣りに座っているとします」など)
・3、1つ1つ丁寧な単語などを学ぶ
・4、再びダイアログ(会話)形式で音声が流れる
・5、ロールプレイ(ダイアログの復習)
シンプルで、分かりやすい構成。構成になってますね。
ピンズラーアメリカ英語のCDのボリューム
「Excuse me, Miss. Do you understand Japanese?」
『No Sir. I don't understand Japanese.」
『I understand a little English.』
「Are you Japanese.」
「Yes, Miss.」
1レッスンの、英文のボリューム。ボリュームはこの程度とね、短めです。超初心者さんにはぴったりですね。逆に言えば、超初心者さん以外では、ちょっと物足りない。そう思います。
あとね、ダイアログ形式になっているのでね、より実践的。
かなり詳細かつ丁寧に、時間をかけて進む
で、この内容を約30分かけて、レッスンする。たったこれだけの内容を、30分かけてレッスンします。
そう考えてみるとね、分かると思いますけども、かなり、相当に、めちゃくちゃ詳細な、丁寧な内容になっている。
だから、超初心者さん。あなたが超初心者さんなら嬉しい。半面、超初心者さんじゃない。場合、その冗長さは強烈で、多分ね、最後まできいていられない。そう思います。
まずね、単語の説明から始まる。始まります。「excuse」なら、「me→use→cuse、ex→excuse」というように、一歩一歩進む。
で、他の単語の説明。ここに移っても、随時、「英語で「失礼ですが」はなんといいますか?」、「「失礼ですが」と言ってください」と繰り返しを促される。
「できるだけ近い発音になる様に努力しましょう」「発音にも気をつけましょう」「understandのuは、日本語にはない音です。気をつけて発音してください」などね、発音にも注意が適時向けられる。
その他、疑問文の作り方、語と語と欠落、習った単語を使った別の組み合わせ。などね、多少の膨らみもある。
サンプル音声が充実している
CDの内容、お話しましたけども、百聞は一見に敷かず。実際にきいてみるのが、一番早いですよね。
それと、前述していますけども、ピンズラーアメリカ英語。レベルは5種類。どのレベルが合っているか、実際に聴いてから決めたい。そういう人もいますよね。
公式ページに、全てのレッスンのサンプル。用意されているのでね、チェックしてみるのもいい。そう思います。
各レベルね、実際に、CDに収録されているトラック。トラックの1つをまるごと30分。きけちゃうので、あなたに合っているか、判断できますね。
ピンズラーアメリカ英語のサポートやアフターケア
特典は一切なし。なしです。
サポート、アフターケア。そう、銘を打たれているわけではないですけども、一応、返品は可能。可能です。8日以内。条件がついているので、要注意ですね。
返品は可能ですか?
はい。教材をご覧になって、万一お気に召さなかった場合や、ご受講を取り消される場合、教材到着後8日以内であればご返品できます。(返送料のみご負担ください。)
引用:ピンズラーアメリカ英語公式ページ
ただね、これCDコースのみで、アプリコース。こっちは返品できない。できないのでね、注意が必要ですね。
教材によってはね、教材の使い方分からない場合、カスタマーサポートでいつでもきける。さらに、英語で分からないこと、出てきたらバイリンガルにきける。
売ったら、はいもう終わり。そんなんじゃない。あなたが英語を習得できるまでサポートする。そういう想いがみえる。
そういうのと比べちゃうと、やっぱりちょっと残念。残念な感じあります。
ピンズラーアメリカ英語の総合評価
■ピンズラーアメリカ英語のいまいちなところ
・単体でも29000、フルセットで145000と高額
・文法は学べない
・1ヶ月でも修了できるという誇大広告
・言語形成期をかんがみない、微妙な学習コンセプト
・テキスト(英文スクリプトや補足)はない
・口に出して繰り返すことが肝にもかかわらず、通勤中などでも学習できると言う、矛盾した広告
■ピンズラーアメリカ英語の良いところ
・音声はかなり詳細で丁寧(超初心者以外は強烈に冗長)
・8日以内ではあるが、返品可能
■ピンズラーアメリカ英語をおすすめできない人
・超初心者以外のあなた
・文法を理解したいあなた
・主に読む、書く、話すことで学習したいあなた
・厚いサポートやアフターケアをのぞむあなた
・あまりお金をかけたくないあなた
・英文のスクリプトや補足が欲しいあなた
・きくだけで学習したいあなた
■ピンズラーアメリカ英語をおすすめできる人
・超初心者のあなた
・主にきくことで学習したいあなた
■まとめ
結論、おすすめできる理由がない。イマイチな教材です。
まず、価格。単体での29000。29000でも、それに見合うだけの価値、あればいい。でも、まず、超初級レベルしかカバーしていない。つまり、学習できる幅が狭い。
内容も、文法なし、テキストなし。スピーキングに対応しているというも、発音の仕方や、イントネーション、語と語の連結&脱落に、深い説明がある訳でもない。
サポート、アフターケアが充実しているわけでもない。
例えば、ネイティブイングリッシュは、リスニング、スピーキング、リーディングとカバーしてて、テキストもつく。そしてサポートが鬼のように厚い。初級~中級者向けで、29800。
例えば、スーパーエルマー。これは、50000程度しますけども、リスニング、スピーキングとカバーしてて、テキストがつく。ある程度の文法も含めて、圧倒的に深く学べる。初級~中級をカバー。
例えば、Hapa英会話。旅行英会話の特化してますけども、リスニング、スピーキングとカバーしてて、テキストがつく。圧倒的にネイティブのリアルで生の英語を学べる。そして、価格も19800。
加えて、言語形成期を過ぎて、英語をそのまま入れて出せるとする、コンセプト。口に出すことを肝とした教材にもかかわらず、通勤中やスキマ時間も学習できるという矛盾した広告。信頼もできない。
手に入れる理由がない。おすすめできる理由がない。ないです。
ピンズラー英語講座の購入方法
下にあるリンクからね、商品ページに飛べる。商品ページから、購入手続き。そして、商品の詳細もチェックできるのでね、気になる人は見てみてください。