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助動詞 文法 英語を学ぶ

「英語文法のお時間です」英語の文法:助動詞 may

2018/03/21

助動詞mayの使い方

助動詞のmayですが、
ここまでにお伝えしてきた助動詞と変わらず、
用法は4つあります。

mayに関しては、
少し特殊な用法もあるので、
合わせてお伝えしています。

助動詞の用法1.mayの固有の意味

mayの固有の意味は、
「かもしれない」というという推測を
導くものになります。

「It's true」といえば
「それは真実だ」という意味になりますが、
「It may be true」といえば
「それは真実かもしれない」
と言った具合ですね。

その推測の度合いとしては、
50%程度ということが出来て、
上記の例でいえば、
それが真実であるか否か
何とも言えないという心境で使うのが適していますね。

助動詞の用法2.mayで推測を表す

ここまでの助動詞では、
固有の意味の次に、
推測の含みを持った用法があると
お伝えしてきましたが、
この助動詞「may」に関しては
固有の意味が推測を表すものになるので、
こちらは省きます。

助動詞の用法3.mayで過去における推測を表す

「may」も、
これまで紹介した助動詞と
使い方は全く変わりません。

完了形の「have」の前に、
mayをおいてあげれば良いんですね。

「彼はその事実を知っているかも知れない」
と現在における推測をしたい場合は、
「he may know the fact」となります。

一方、
「彼はその事実を知っていたかもしれない」
という様に、過去における推測をしたい場合は
「he may have known the fact」
としてあげればいいんですね。

助動詞の用法4.mayを使った、丁寧な依頼、許可

mayは自分を主語とした、
依頼にのみ使われます。

つまり、「May I〜」という言い方はあっても、
(丁寧な含みをもって)「May you〜」という表現はありません。

丁寧さの度合いとしては、
「would」「could」よりも弱く
「can」よりも強いといった具合です。

mayの特殊な使い方

他にも「may」には、
ちょっと特別な使い方があるんですね。

1.祈願のmay

祈願の「may」なんて呼ばれるものですが、
「~になりますように」という、
お願いの気持ちを込めた表現ができるんですね。

使い方ですが、簡単で
文章の一番前に、「may」をおいてあげるだけです。

例えば
「May you pass the exam」
なんていうと、
「あなたが試験に受かりますように」
という意味になります。

2.目的や譲歩を表すmay

※ここから先はやや上級者向けなので、初心者の方は飛ばしても大丈夫です。

祈願の「may」に加えて、
「may」には、
もう一つ特殊な使い方があるんですね。

口語的に対して文語的、
形式ばった表現にするための「may」というのがあります。

副詞節のなかで、目的や譲歩を表す「may」なんて、
文法書には書いてあることもありますね。

譲歩のmay

例えば
「Wherever you may go, I don't care」
なんて使ったりしますが、
訳してみると、
「あなたがどこへ行こうとも、私が気にとめることはない」
となります。

会話、つまり口語では、
通常「may」を使わず、
「Wherever you go, I don't care」
となり、これを訳してみると
「あなたがどこへ行こうが、気にしない」
というようになります。

はっきり言って、
何が違うの?という感じですが、
乱暴にいってしまえば、違いは無いです。

意味のうえでも、
ともなって訳にも大きな違いや影響はなく、
わざとらしいというか、
文語的になるということですね。

また、上記の例は、
「あなたがどこに行っても構わないが」
という、譲歩を表しているものです。

目的のmay

目的を表すものとしては、
「I need to study hard so that I may attain my goal」
など例が挙げられます。

こちらを訳してみると
「私は目的を達成する為に、懸命に勉学にはげむ必要がある」
などとなります。

mayを除いて
「I need to study hard so that I attain my goal」
というと
「私は目的を果たすため、一生懸命勉強しなければならない」
などとなり、
大きな違いはありません。

正直、文法ヲタクでもなければ、
頭の片隅にの隅にでもおいておけば十分ですね。

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