家出のドリッピーの評価、レビュー、口コミ、評判を私なりに!【イングリッシュアドベンチャー】
2020/04/13
Contents
前回からの続き
「家出のドリッピーの効果、勉強法、購入方法がサクッと分かる!【イングリッシュアドベンチャー】」からの続きです。
家出のドリッピーの特長、売り
部屋の中に流しておく
くり返し聴いているうちに、長文が頭に刻まれます。歌を覚えるときと同じです。英語をシャワーのように浴びつづければ、歌を口ずさむように、英語が自然に口をついて出ます。外を歩くときも勉強
時間の活用が勝敗を分ける受験生も、忙しいビジネスマンやOLも、聴くだけのレッスンだから歩きながらでもできます。NOTES & EXERCISES にチャレンジ!
ストーリーがぼんやりと頭に入ったところで「NOTES&EXERCISES」を開いてみよう。ああ、そうだったのか!と英語の文法が苦もなく理解できます。文法から入る英語学習ではなく、英語をある程度覚えてからの説明と練習です。赤ちゃんが耳で母国語を覚え、やがて学校で文法を習うのと同じ順序です。なるほど、これなら英語も簡単簡単。
引用:イングリッシュアドベンチャー公式ページ
公式ページの引用、載せましたけども、まとめると、以下の通り。
・BGM、外出中のスキマ時間を利用して聞きまくる
・聞いて、英語への下地を作ったら、「NOTES&EXERCISES」で文法を理解
至極シンプルで分かりやすい。分かりやすいです。
家出のドリッピーのコンセプトの部分、同様ですけども、これ、可能なのか。効果はどうなのか。テキスト、CDの項目で後述しています。
家出のドリッピーのテキスト
CDに合わせてね、12レッスン分。12レッスン分が用意されている。
各テキストね、約30ページほど。全編英語のみですけども、文字は大きめに書かれていて、1ページまるまる使った、挿絵も挟まれる。
で、挿絵は、ストーリーを描写したものになっていて、すごく綺麗なのでね、読みやすい。そして、楽しみやすい、ストーリーに入っていきやすい。そう思います。
あんまり、お勉強、お勉強していない感じもね、個人的には好きです。
家出のドリッピーテキスト、語彙や文法
語彙は平易なものが多い。ごくごくまれに初級を超えた単語。出てくる感じですけども、「初級」。こう区切ってしまうと、ちょっとレベル高めかな。そういう印象はある。
で、文法。文法ですけども、初級レベルを意識して区切った。そういう感じはない。
ド頭から、関係代名詞、「助動詞+現在完了」=過去の推量表現、「whenever」といった複合関係副詞など登場する。なのでね、いきなり全てを理解する。それは難しいかもしれない。しれないです。
そして、完全に英文のみ。日本語は一切、全く挟まれない。さらに、長文なのでね。そのへん、圧倒されてしまう可能性はある。
前述した通り、すごく親しみやすい形にはなってはいますけども、英語の観点。英語の観点だけでいえば、こんな感じ。英語にモチベーションがあれば、大丈夫かな。そうは思います。
家出のドリッピー、学習用の「NOTES&EXERCISES」
効果的な学習方法
まず、効果的な学習方法。学習方法が提案される。
・リスニング
・エクササイズ
・リーディング
・リスニング&エクササイズ
・リスニング&リピート
以上、5段階に分けたやり方が提案されるんですけども、リスニングでのテキストを見ながら、またテキストを見ないで2度きく。そういう指示がある。
続く、エクササイズ。英文に対応する形で用意された質問。これに答える。これ。例えば学校のテスト、TOEICでよく行われるものなのでね、模擬的な感じで、取り組める。
そして、リーディング。ここでは、「NOTES&EXERCISES」にかかれた説明や、辞書。これらを使って、精読しましょう。そういう指示がある。
リスニング&エクササイズ。ここでは、再びテキストを読みながら聞く。そして、質問に回答する。同時に、答えが正しかったか、確認する。
最後のリスニング&リピート。ここでは、発音を真似て、リピートする。そういう指示がある。発音と同時に、アクセントやイントネーションにも注意を配るよう、指示がある。
至極、シンプルというか、昔ながらと言うか、ストレートな学習方法が提案されている。そう思います。
この学習方法はどうなのか
最近の教材。英文の後に、日本語の音声が挟まれるもの。多い。
日本語も含まれている。だから、テキストなしの学習もできる。伴って、通勤中などね、外出先やスキマ時間を利用した学習もできる。そうなっている。
個人的にはね、英語は英語のまま聞く。英語だけをきく。その方が良いと思うんですけども、初級のうちはね、日本語。併用した方が効率的。これは正しいと思ってます。
そして、「英語→日本語」と音声が流れる教材。たいていね、英語だけの音声も用意されている。
実際、ネイティブイングリッシュ。スーパーエルマー。Hapa英会話。優良教材として紹介させてもらってますけども、このへん、みんな「英語→日本語」。
速聴の音声ありで、リスニング強化もできる素材。ついているものもあるのでね、そのへんから考えると、ちょっと学習には、不親切なのかな。そういう気はします。
で、英文の内容について、英語でかかれた設問に答える。これはいい。すごくいいと思います。
1日短時間で聞き流すだけ。短時間、聞き流すだけで英語がぺらぺらになる。よく聞き取れるようになる。そういう教材多いですけども、これだけではね、足りない。
で、自分の血肉にするには、なるべく多くの五感を使った方がいい。これ、科学的にもね、証明されている。その観点からも、頭をもっと使う、英文にもっと集中する。これはいいと思います。
で、最後、発音を真似て、リピート。もちろん、いいと思うんですけども、ここも、それを促進する素材やメソッド。そういうのはない。
前述のネイティブイングリッシュ。これは、スピーキング用の素材、用意されている。そして、スーパーエルマー。これも、スピーキングにも対応してメソッドくまれている。
という観点では、やっぱりちょっと弱いのかなあ。そういう気はしてしまう。
音声のスクリプトと補足や説明
効果的な学習方法に続いて、各レッスン。各レッスンごとに、日本語訳と合わせて、補足や説明。これがされている。エクササイズ用の設問。これも用意されてます。
日本語訳ですけども、文ごとに分けて、説明をまじえながら、進んでいく。で、文法事項。これ、そんな深くはされない。されないです。日本語訳ベースでさらっと。そんな感じ
例えば、一部抜粋すると、
You may have thought that a raindrop was nothing but a drop of water.「みなさんは、雨だれは水のしずくにすぎないと思っていたかもしれない」。mayは「〜かもしれない」という推量を表す助動詞。nothing but=only「〜にほかならない」。例:It is nothing but a joke.「それはほんの冗談だ」
こういう感じですけども。「have thought」は現在完了形。「may」は助動詞。これらを組み合わせると、「〜したかもしれない」という、過去の推測表現になる。
というような、文法説明はない。ただ対応する訳や、単語レベルでの意味の説明に留まっている。
ちょっとくわしく学んでみよう
とはいえども、「ちょっとくわしく学んでみよう」という項目が適時、挟まれる。ここでは、文法事項を掘りさげて説明をしている。
1レッスンあたり、2回。これが挟まれるので、計24。なのでね、簡略的ながら、文法も学べる。そういっても間違いない。
数の数え方や曜日の言い方なども学べる
NOTES&EXERCISES。ここの最後に、数の数え方や曜日の言い方。こういった情報も載せられていて、より英語の理解、語彙力などを深めることができる。
こういうのいいですよね。
ま、公式ページの売りとして、文法も理解できる。カンタンで分かりやすい。そういう感じの話ありましたけども、ま、嘘ではない。ないですね。
カンタンで分かりやすいかどうかは分かりませんけども、簡略的に、文法の説明はされている。
家出のドリッピーのCDコンテンツ
テキストでも言いましたけども、勉強感が薄くて、楽しい。
音声もクリア。そして、声もね、役者さんにお願いしていたりする。さらに、効果音やBGM。こういうものも収録されている。なのでね、すごく楽しい。楽しくきける。これはすごく思いました。
昔のディズニー映画、英語で見ている。そんな感じ。
手軽に使えるように設計されていたり、敷居が低い内容になっていたりする。こういう教材は多いですけども、やっぱり何となく勉強感は漂う。そういう勉強感は薄い。
なのでね、公式ページでいわれている、音が綺麗、楽しいっていうのは本当ですね。伴って、BGMや、スキマ時間にもききやすい。
ま、結果、暗記しやすい。そう言えなくもない。特別にメソッド、組まれている訳ではないですけども、楽しいってのは、暗記、継続に、1つ大きなプラスになる。
で、もちろん、ネイティブが喋っているのでね、イントネーションも含めて、発音はばっちり。速度もゆっくり目で、初心者さんもききやすい。
家出のドリッピーのサポートやアフターケア
特典として付属するもの。そして、サポートやアフターケア。いずれもね、用意はされていません。
家出のドリッピーの総合評価
■家出のドリッピーのいまいちなところ
・購読型で教材を全て手にするまでに1年かかる
・支払いが払込用紙のみ
・47000と高額
・日本語の音声、速聴など、効果が期待できるメソッドは特に用意されていない
・サポート、アフターケアはない
■家出のドリッピーの良いところ
・きちんとした経歴のある作家さんや教授が作っている。だから安心感がある
・挿絵や音響にもこだわりがあり、学習が楽しい
・1年かけてじっくり学習できる
・文法も学べる
・数の数え方など、使いやすい、有益な知識も得られる
■家出のドリッピーをおすすめできない人
・読む、書く、話すことで学習したいあなた
・学習に長期間かけたくないあなた
・効果的なメソッドが盛り込まれた教材が好きなあなた
・厚いサポートを望むあなた
■家出のドリッピーをおすすめできる人
・きく学習が得意なあなた
・楽しく学習したいあなた
・ディズニーなど物語が好きなあなた
・文法も学びたいあなた
■まとめ
どうも、昔作って、そのまま起きっぱなしにしてしまっている。アップデートがされていない。そういう感じのする教材。
今の教材に比べると、値段もちょっと高額。購読式ながら、支払いもクレジットなどはできない。サポートの類は全くない。
日本語の音声、速聴など、フレーズ毎に強烈にリピートされるなど、効果が期待できるメソッド。特に用意されていない。
なのでね、英語を「学習」する。その観点で、「他の教材と比較」して、「総合的」に判断すると、ま、イマイチ。そうなってしまうのかな。ということで、イマイチ教材です。
でも、端的に作品、また、英語に触れる素材としては、すごくいいな。そういう風に思った。思いました。
楽しい。使い捨てではなく、こだわりをもって作られている、そういうのは、英語に触れる理由としては、一つ重要ですよね。
なのでね、言語形成期にあたる人。お子さんの英語学習用。流して聞いて、流して聞いて、英語の下地を作る。そういう場合には、特にいいんじゃないかな。そう思います。
イングリッシュ・アドベンチャー「家出のドリッピー」の購入方法
下にあるリンクからね、商品ページに飛べる。商品から、購入手続き。そして、商品の詳細もチェックできるのでね、気になる人は見てみてください。
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