「意外と知らない英単語」50代のみなさん、モ××ターなんてものは存在しませんが、これでご理解いただけますでしょうか?
2019/05/28
特に年配の方に多い様に思いますが、
「モアベター」
とか言う方いますよね。
「モアベター」という表現はない
比較級について勉強された方は
分かると思いますが、
「more better」なんて表現はないですよね。
「better」が既に比較級ですから、
比較級にするための「more」
を更に付ける必要はありません。
比較級をさらに強調したいのであれば、
「more」ではなく、「much」をつかい、
「much better」となりますね。
「比較級」ってなんだっけ
という方はこちら。
「more good」「more bad」は実際に言う
しかし、
このような誤用が一般化するケースは、
特に若者言葉やスラングとしては、
ままあることなんですね。
例えば、
主にアメリカになりますが、
「good」「bad」に対して、
「more」をわざと使い
「more good」「more bad」などということがあります。
本来、
「good/well」の比較級は「better」、
「bad/ill」の比較級は「worse」になるので、
「more good/bad」なんていうのは誤用ですね。
でも、
ネイティブは普通に使っちゃいます(笑)
「more good」「more bad」の使用例
「Broadside Electric」というバンドが
アルバムのタイトルにもしていますし、
「Blink182」というバンドも、
「Reckless Abandon」という曲の中で、
「break the truth with more bad news」
なんて歌ったりしてますね。
このように、
ある一定数を超えて使われると、
一般化してしまうこともあるんですね。
言葉って面白いですよね。