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意外と知らない英単語 英語を学ぶ

「意外と知らない英単語」言い間違えたらに大惨事!?結構違う××と××

2019/05/28

日本語では
「うまくいくといいね」なんて言い回しますが、
英語だと
「幸運を祈る」
なんて、よくいいますね。

英語で「幸運を祈る」というと

「幸運を祈る」を
英語にしてみると
「wish you a good luck」
となりますね。

wishは仮定法である

「wish you a good luck」って
名詞が二つならんでるけど
大丈夫なの?
と思われた方、さすがですね。

名詞を二つ並べることは
基本的にはできません。

名詞を二つ並べることはできないってどゆこと
という方こちら

では、
なにが起こっているのかと言えば、
元々は
「I wish that you had a good luck」で、
that節の「that」と、
that節の中の動詞「had」が省略されていると
いうことですね。

「wish」は
未だ起こっていない物事を言及し、
仮定法を伴って使うことが多いです。

仮定法って
という方はこちら

今回の場合は、現在視点の仮定法、
用法で言うと「仮定法過去」になるので、
that節の中の時制は「過去」になります。

ちなみに、
「wish」は。
未だ起こっていない物事を言及する他、
端的な希望を告げるのに使うのみなので、
未来形では用いません。

つまり、
「I wish you will have a good luck」
という言い方はしないということですね。

端的な希望を告げるというと
「want」などもそうですが、
「I will want〜」なんてききませんよね。

けっこう馬鹿っぽいので、
使わないように注意してくださいね。

wishの使い方

また、「wish」は
「that」「to」「for」をとる動詞なので、

「I wish you to have a good luck(幸運を祈る)」
「I wish for your good luck(幸運を祈る)」
などと言うこともできますね。

願う・望むには「wish」と「hope」がある

普段使いする
願う・望むには「wish」の他にも、
「hope」というのがありますね。

この
「wish」と「hope」ですが、
ちゃんと使い分けが必要です。

wishとhopeの違い

「hope」とは
起こる可能性が
十分に考えられることに対して使います。

対して、
「wish」とは
実現する可能性が低い、
もっと言えば不可能なことに対して使います。

なので、
例えば
「砂漠に雨が降る」ことを言及する場合、
起こる可能性は低いので。
「hope」ではなく、
「wish」を使って、
「We wish we had rainy days here in this desert」
(この砂漠に雨が降ればなあ。。。)
という風になり、

「We hope we will have rainy days here in this desert」
とは言わない訳ですね。

※「hope」は仮定法で用いる訳ではないので、
willを用いて、未来系としてもOKです。

慣例的に使う「wish」

とは言ったものの、
十分に実現する可能性が高いものについても
「wish」を使う局面というのはありますよね。

例えば、
「wish you a good luck」
もそうですが、
「We wish you a merry Christmas」や
「We wish you a happy birthday」
など普通にいいますね。

これらは、
もちろん、素敵なクリスマスや誕生日を迎える
可能性が低いことを示唆しているのではなく、
素敵なことが起こる様に、端的に祈ってるわけです。

このように、
「〜なりますように」という場合、
決まり文句、慣例として、
「wish」を使う局面も多いんですね。

こういったものは、
例えば
「good morning」とは言っても
「nice morning」と言わないのと同じで、
言い回しの問題です。

文法的、意味的に誤りはなくとも、
使わないものは使わないということですね。

言い回しの問題というのは、
経験から学ぶ他ないので、
少しずつ、
使いながら覚えていってくださいね。

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