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意外と知らない英単語 英語を学ぶ

「意外と知らない英単語」探しものは何ですかと問う、井上陽水も混乱する、英単語「さがす」

2018/03/21

探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?

そうなんです。
英語で「さがす」というと
幾つもあって、
なかなか正しいものが見つけにくいんです。

もう夢の中に行ってしまいたいですね。

英語で「さがす」と言うと

「look for」
「search」
「seek」
と三つありますが、
やっぱり、
持ち合わせるニュアンスや使う局面が違うんですね。

一つずつ
見ていきましょう。

「look for」

「look for」というのは、
「さがす」と意味で、もっともカジュアルな表現ですね。
「目に見えるもの」に使うなんて説明があったりしますが、
目に見えるもの、目に見えないもの
両方ともに使います。

例えば
「look for a house(住むところを探しているの)」
「look for correspondences(意見一致を探す→求める)
というようになります。

ここでの留意点は
「さがす」とは言っても
「住む家を求めて家をさがす」「意見一致を求めて(方法を)さがす」
と言うように、
「対象物を求めて」という意味である訳ですね。

「search」

「search」というのは、
「徹底的にさがす」「探索する」という意味です。

こちらも、
「look for」同様に、
目に見えるもの、目に見えないもの
両方ともに使います。

例えば、
「search a house」
「search for the truth」
という感じですね。

ただ、
「search」は
「"対象物自体"を徹底的にさがす、探索する」
という意味であり、
「対象物を求めて」という意味ではないので。
「search a house」
というと、
「家や住むところをさがしている」
という意味ではなく
「家自体を徹底的にさがす→家宅捜索する」
という意味合いになります。

また、
「truth」
つまり「真実」を例に挙げれば、
これは目に見えないものなので、
「それ自体」をこねくり回してさがすことはできませんよね。

つまり、
「真実を求めてさがし回る」ことはできても、
「真実そのものをこねくり回して、その中の何かをさがす」
ことはできない訳です。

「look for」のように
「〜を求めてさがす」と言う場合は、
「for」を伴って、対象物をおきます。

わかりにくいので、
ちょっとまとめてみると、
「search a house」は、家宅捜索する
「search for a house」は、(無人島にでもいるとして)家を徹底的にさがす
「search the truth」は、実際には言えません。
(敢えて言えば、真実というもの自体をこねくり回して何かをさがしている状況をさします)
「search for the truth」は、真実を(求めて)さがす
ということですね。

「seek」

「seek」というのは、
こちらも「look for」同様に
単純に「さがす」という意味です。

こちらは、
「目に見えないもの」に使う
なんて説明があったりしますが、
これも
目に見えるもの、目に見えないもの両方に使えます。

例えば、
「seek for a marriage partner(結婚相手をさがす)」
「seek the truth(真実をさがす)」
という感じですね。

そして、
「search」がそれ自体を「さがす」
「search for」が「〜を求めてさがす」
であった一方、
「seek」は
「seek」も「seek for」も同じく
「〜を求めてさがす」という意味です。

また、
「for」を伴う場合、
さがしている度合いが、
やや強いというだけの違いなので、
ざっくり
「seek」も「seek for」に
違いはないと覚えてしまって大丈夫です。

まとめてみると

look for=〜を求めてさがす
search=それ自体を徹底的にさがす
search for=〜を求めて徹底的にさがす
seek/seek for=〜を求めてさがす
となりますね。

「look for」と「search」の違いは、
「〜を求めてさがす」か「それ自体を徹底的にさがす」か
の違いですね。
「seek (for)」と「search」の違いも同様です。

「look for」と「search for」の違いは、
徹底的か否か。
「seek (for)」「search for」の違いも
同じく徹底的か否かですね。

では、
「look for」と「seek (for)」の違いは
なんなのかということですが、
これは、口語的な文語的かということです。

会話では「look for」
本など文では「seek (for)」
となる訳ですね。

なかなかややこしいですが、
必要最低限を言えば、
「さがす」と言いたいなら「look for」
「徹底的にさがす」なら「search for」
「それ自体を徹底的にさがす」なら「search」を
使えば良いってことですね。

ゆっくり覚えてみてくださいね。

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